発表会本番は子ども達がどんな姿を見せてくれるか楽しみですね♪。
まだ運動会に向けた活動の真っただ中の9月。発表会へのイメージがまだわかない子どもたちでしたが、クラスでたくさん話し合い、色々な歌を聴きいてきました。「さくら組は発表会、何歌おうか?」と問いかけても、毎回違う答えが返ってきて、、、。それでも一人一人好きな歌も違い、反応も違うのでその様子を見ながら、子どもたちと一緒に選曲を行いました。楽器遊びを通して楽器に触れ、音を出すことの楽しさを知った子どもたち。はじめは自分で音を出すことを楽しみ、にぎやかな音色でしたが、それでも、「1,2,3,うん」と、リズムを取る遊びを取り入れながら少しずつ「合わせる」楽しさを知っていきました。大変だったのは劇。いくつかの候補の中から子ども達と劇の演目を決めました。最初は意欲的ではありませんでした。理由を聞くと「恥ずかしい」が多数でした。日々、子ども達の気持ちを受け止めながら、普段の活動の中で、お話を読んだり、みんなでセリフ言ったり、つばめ組、ひばり組の練習を見学して雰囲気を知っていきました。
10月の運動会が終わるとすぐ、発表会の練習がスタートしました。衣装を見せると「私これが着たい!」と衣装でテンションが上がる子と、「帽子被るのやだ」とはじめから後ろ向きの子。やっぱり恥ずかしい思いや、イヤならやらなくても済むかも…という淡い期待を持っているようす。それも心の成長。嫌なことから逃げようとしたり、嫌だけど頑張ろうとしたり心の葛藤を繰り返しながら成長していく姿を見守っていきました。
そして11月。予行練習を目指して発表会の調整が始まります。本番を想定してステージ練習を開始。みんなでセリフの練習をしていた時は大きな声で言えていた子も、動きながらセリフを言うことに苦戦。声が小さくなってしまいます。言いやすいセリフに変更したり、子どものキャラを生かした言い回しに変えたりしながら、子ども達と一緒に作り上げていきました。子どもたちの中では衣装を着ることすらイヤがった子が衣装を着てくれた、みんなが頑張っているときに廊下で遊んでいた子が、みんながやっていることを見られるようになったなど、些細なことかもしれませんが、子ども達の成長を感じる事ができます。
当日、緊張で練習通りの姿が見せられなくても、協力して一つの物を作りあげる楽しさを感じてくれるといいなと思っています。やらない子を見て子どもたちがどう動くのか、どう感じるのか、声をかけるのか、かけないのか、子ども同士どんな言葉をかけるのか。子どもたちに教えてもらいながら私自身も成長させてもらっています。
たとえステージに立てなくても、これまでの子どもたちの頑張りを認め、ぎゅっと抱きしめてたくさん褒めてあげてくださいね。
↓ 衣装合わせの時の写真です。↓