遊び方の変化

保育園の子ども達は0~6歳まで幅広く在籍していますが、遊んでいる様子を見ていると遊び方は個々に違います。

ただし、大まかな年齢による遊び方の違いのようなものは見えてくる気がします。

つくし組の子ども達が非常口に興味を持ってドアノブを回してみたり、鎖をガチャガチャしてみたりすることを楽しんでいました。

この様子を見ていると、「どうやったら開くかのか」や「どうやって遊ぶか」といった目的を2人で共有しているわけではなく、同じ興味を持った子が各々真似してみたり、開けようとしたりすることや、音や感覚そのものを楽しんでいるようです。

たんぽぽ組の遊んでいる様子です。聴診器を先生にあてている子や寝ている人形のお世話をしている子がいます。

お家で病院を受診されたり、保育園での内科検診や体調の悪い子を看病している様子を見ること等の経験から遊びが広がっているのでしょう。

今度はお友達や人形に聴診器をつけに行っていました。これは先ほどのつくし組の子たちと違って、お医者さんごっこをしようという2人の目的が合致して展開している遊びです。

経験を通して遊びが広がること。そして、同じ目的を持った集団を作って遊びを展開していく、社会性の成長が著しく見られるのがこの時期の子どもたちの遊びの大きな特徴です。

ゆり、ばら、ひまわり組の子どもたちの遊びを見ていると、集団が大きくなり、相談したり教えてあげたり、時には意見や考えがぶつかったりする場面が見られるようになってきます。先生の指示がなくても遊びの中での表現やルール作りなどで、自分たちなりを作り上げていく力と実行する力がついてきています。

大人ももちろん力を貸していきますが、子ども達同士で影響し合う遊びが展開していく様子が多く見られます。

どの年齢の子ども達も私たち大人が思っている以上に、自分たちで遊んだり問題を解決したりする力はついており、その力をつけいく為に必要なのが、子ども同士の関りなんだということを忘れずにしたいです。