保育理念
よりよい共生社会を創造し推進する
保育目標(めざす子ども像)
主体的で自律した子ども
・自分のやりたいことをできる子ども(意欲的な子ども)
・自分を好きでいる子ども(自尊感情のある子ども)
・自ら考え判断し、行動できる子ども(主体的に行動できる子ども)
・他者の立場や考え方の違いを理解しようとする子ども(多様性を尊重できる子ども)
保育方針
子どもの主体性を育む保育
・子どものありのままを受け入れ、一人ひとりに応じた保育(個性)
・子どもの主体的な活動や遊び、生活を保障する保育(自立・自律)
・子どもと子ども・子どもと大人・子どもと地域のつながりを大切にする保育(社会性)
ー私たちの思いー
保育理念:よりよい共生社会を創造し推進する
保育園という社会、友達という社会、家族という社会、地域という社会等大小それぞれの社会があり、様々な人や環境に支えられ、自分も支えていることを知り、一人ひとりが社会の一員として自己を発揮しながら、様々な人種や個性、年齢、性別等を持つ他者を受け入れ認め合い支え合う「共生」の心を育てます。 人は自分以外の人や環境の支えや協働があって生きていることを知り、自分の行動や持っている知恵、知識によって積極的に社会参加、社会貢献することで誰かを幸せにし、よりよい共生の社会を築き、深めていくことに喜びを感じ、自分を大切な存在として認識して、今だけでなく、これからの未来を生きていくことのできる子どもの育ちを支えます。
保育目標(めざす子ども像):主体的で自律した子ども
・自分のやりたいことをできる子ども(意欲的な子ども)
「やりたい」という思いは自発的な遊び、さらには遊びの発展に必要な欲求です。自ら「やりたい」を見つけ、選択することで、自由と責任の大切さを知り、遊びを通して適切に判断する力を養います。
・自分を好きでいる子ども(自尊感情のある子ども)
自分を表現することは大人になっても大切なことです。自分自身を自分なりに表現することを受け入れてもらう経験を繰り返していくことで、自信を深め更に創造力や人とかかわる力を育みます。
・自ら考え判断し、行動できる子ども(主体的に行動できる子ども)
心情・意欲・態度があって初めて主体的に行動することができます。様々なことに対して自ら選択することを通じて、責任を身に着けたり学びを深めたりしていきます。自分で選択をすることから自分の行動に責任を持つことを学び、じりつ(自立と自律)のできる子どもの育ちにつながります。
・他者の立場や考え方の違いを理解しようとする子ども(多様性を尊重できる子ども)
子ども同士や子どもと大人、大人同士等の様々なかかわりを経験したり見たりする中で自分以外の人の思いや考え、感情があることを知り、自分だけでなく相手の気持ちも大切に考え行動する力を育てます。
保育方針:子どもの主体性を育む保育
・子どものありのままを受け入れ、一人ひとりに応じた保育(個性)
十人十色という言葉があるように人はそれぞれ違った個性や特徴を持っています。主体性を育てるには全員が同じことを同じように出来るようにする保育ではなく、子ども一人ひとりが自ら課題を見つけ、考え行動できるようになるために、自ら環境に働きかけることが出来る保育が必要です。そのためには、保育者が環境や活動を通して「何を与えるか」ではなく、一人ひとりがどのような経験や体験、気づきを環境を通して受け取れるのかという、個に応じた意図ある保育を行うこと、そして、子ども一人ひとり個性や能力には違いがあり、その違いを認め合い社会の中で役割のある一人の人として見ていく心を養っていく必要があります。また、乳幼児期の育ちは小学校に向けての育ち以上に、その子たちが生涯にわたって必要な力をつけていったり、人格形成の基礎を培ったりしていくための根となる育ちです。一人ひとりが現在をよりよく生きていくことを保障することが、主体的・対話的で深い学びへとつながり、子どもたち自身が望ましい未来をつくりだす源泉になります。その際に、子どもの生活、発達は連続性のあるものであることを考慮する必要があります。
・子どもの主体的な活動や遊び、生活を保障する保育(自立・自律)
子どもにとっての活動が受け身である環境ではなく、自ら活動できる環境であることが自発性・自主性を育むうえで必要です。保育者は子供と関わりすぎることなく、教える立場というよりは、子どもの持つ力や考えなどを引き出したり、子どもが主体的に活動できるよう進行したり支援する立場であることが求められます。
子どもにとって発達が保障される環境を考え、選択性の保育、習熟度別保育、年齢別保育、順序性選択の保育等、保育活動集団を柔軟に考えることが重要です。
また、乳幼児期の育ちは、一人ひとりの人生を生きる力の基礎となります。これから先の人生では予測不能なことの連続です。そのような状況の中で生きていくには一人で困難に立ち向かうだけでなく、多くの人たちと協力し合うことで乗り越えていく力が必要になります。特に乳幼児期においては、五感を使い自ら行動できる環境での生活から、やがて自分なりに考え行動し、自分を表現しながら他者を受け入れ尊重する心を育むために、子どもたちが無理のない選択と自己決定を通して主体的に環境に働きかけることができる保育の実践を大切にします。
・(子どもと子ども・子どもと大人・子どもと地域の)つながりを大切にする保育(社会性)
人には年齢、性別、人種、等の様々な違いが一人ひとりにあります。すべての人が誰かに支えられ、また、誰かを支えて生きていることを自覚し、認め合うことで自分や他者、資源、環境を大切に思いやる心を育んでいきます。一人ひとり異なる個性や人種、年齢、性別を持つ人や集団と触れ合う生活を通して、それぞれの違いに気づき認め合い、活かしあう心を育み、「共異体」を目指します。