更新頻度が落ちてきておりますが、夏の暑さにも負けぬようしっかりと更新頻度を上げていきたいと思います。
遡ること1月28日に「子ども同士のかかわり(幼児編)」をアップしてから乳児編をアップできずにおりましたので、今回は乳児編をお届けしたいと思います。
先日、つくし組が今日の七夕に向けて天の川を作ってくれました。ただし、天の川を作ろうと思って作っているのではなく、絵具遊びの過程で実は作られています。つまり、子ども達にとっては遊びの延長で自然と天の川が作られたという過程で完成したということです。こういった大人主導ではなく、子どもが主体的に環境にかかわった遊びや作品がたくさん展開されていくと良いなと思います。
今回は作品を紹介したかったのはもちろんですが、幼児だけでなく1歳児でも1歳児なりの子ども同士のかかわりが見えたのでご紹介したいと思います。
積極的に足を踏み出すことで足跡がつくことを楽しんでいるA君をじっと見ているB君。
しばらく見ていると、、
楽しそうにしているお友達の姿に心を動かされたのか紙の上に足を置いて感触や、踏んだ跡がどのようになっているのか確かめています。
そして楽しくなってきたのか、、
自ら歩きはじめ、自分だけでは不安な所は安心できる大人の力を求め借りながら様々な感触や「こうしたら、こうなる」を探索し楽しんでいました。
ある子は手印付けた絵具を紙つけたり大人とつけ合うことを楽しんでいました。
その様子を少し離れたところで見ていた黄色い帽子をかぶっているお友達がとった行動は何でしょう?
正解は、、
正解した方はいましたか??
この時期の1歳児の子ども達は自分の思いや気持ちをうまく言葉では表現できませんが、様々なことやもの、人に興味を持っています。
子どもは大人への興味ももちろんありますが、他の子どもに対しての興味も非常に深く持っています。
一緒に何かすることだけがかかわりではなく、よく観察して真似をすることを通して楽しさを共有したりもするということですね。
大人から見ると「こうやったらもっとうまくいくのに」「正しい使い方はこうなのに」という思いを強く持ちすぎて子どもの主体的な活動に介入しすぎるとこういったかかわりから学ぶ機会が減ってしまうので、子どもの持っている力を信じそれを引き出してあげられるような援助をしていくこと、そして子ども同士のかかわりから学ぶことを大切に保育に取り組んでいます。
コロナの影響だけでなく、核家族化がどんどん進んでいる日本の現状、地域社会との関わりの希薄化などから、子どもが親以外の様々な人とかかわる機会が減っています。
子ども達や保護者の皆様、地域の方々にとっても保育園がそうしたかかわりを生活を通して自然と行える場となっていけるよう取り組んでいきたいと思います。
次回はなぜ、乳幼児期に子ども同士が関わることが大切なのかということをご紹介したいと思います。